当て事と越中褌は向こうから外れる(読み)あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる

ことわざを知る辞典 の解説

当て事と越中褌は向こうから外れる

越中ふんどし前方から外れやすいように、当てにしていることは先方のつごうでだめになることが多い。

[使用例] 思惑だのふんどしなんてえものはえてして外れやすい[古今亭志ん生*びんぼう自慢|1964]

[解説] 越中ふんどしを引き合いに出し、こちらが勝手に当てにしていることは先方しだいで実現しないことを滑稽味を添えて述べた表現。ただし、ふんどしを締める習慣がほとんど消えてしまった現代では、「越中」といっても一般には容易に理解できないものになっています。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

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