彌縫(読み)びほう

精選版 日本国語大辞典 「彌縫」の意味・読み・例文・類語

び‐ほう【彌縫】

〘名〙 補い合わせること。欠点失敗をとりつくろうこと。また、一時的に間にあわせること。
本朝文粋(1060頃)八・織女雲為衣詩序〈大江以言〉「裁無尺刀、経西母之路而彌縫」
福翁百話(1897)〈福沢諭吉〉一〇〇「一時を彌縫(ビホウ)して一時の小康を偸(ぬす)み」 〔春秋左伝‐僖公二六年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android