彌上に(読み)いやがうえに

精選版 日本国語大辞典 「彌上に」の意味・読み・例文・類語

いやがうえ‐に いやがうへ‥【彌上に】

〘副〙 (近代は「も」を伴うことが多い) あるがうえにますます。すでにそうであるうえにいよいよ。なおそのうえに。
保元(1220頃か)中「親死に子撃たるれども顧みず、いやが上に死に重なって戦ふとぞ聞く」
星座(1922)〈有島武郎〉「何所とも知れない深さに沈んで行くやうなおぬいの心をいやが上にも脅かした」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android