強縁・剛縁・豪縁(読み)ごうえん

精選版 日本国語大辞典 「強縁・剛縁・豪縁」の意味・読み・例文・類語

ごう‐えん ガウ‥【強縁・剛縁・豪縁】

〘名〙
権力者との縁故。また、それを利用してわがままにふるまい、権力を強くしようとすること。
今昔(1120頃か)二六「強縁を取と思て、喜ぶ事无限」
愚管抄(1220)四「所領もちて候者の強縁にせんなんど思ひつつ」
② 強い因縁(いんねん)。また、その力。
三帖和讚(1248‐60頃)高僧出離の強縁しらざりき

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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