強磁性窒化鉄(読み)キョウジセイチッカテツ

デジタル大辞泉 「強磁性窒化鉄」の意味・読み・例文・類語

きょうじせい‐ちっかてつ〔キヤウジセイチツクワテツ〕【強磁性窒化鉄】

強磁性を示す窒化鉄からなる磁石材料。粉末として単離・精製することが困難だったが、平成23年(2011)、東北大学戸田工業などによる研究グループが初めて合成手法を確立。安定供給に懸念が残るレアアース希土類元素)を含まない強力な磁石への実用化が期待されている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android