強情・剛情(読み)ごうじょう

精選版 日本国語大辞典 「強情・剛情」の意味・読み・例文・類語

ごう‐じょう ガウジャウ【強情・剛情】

〘名〙 (形動) 我意を張り通すこと。かたくなで意地っぱりなこと。また、そのさま。
※天理本日本書紀抄(1527)下「天鈿女は、〈略〉女神なれども、強情(カウシャウ)也」
※歌舞伎・東海道四谷怪談(1825)序幕「強情(ガウジャウ)ぬかした老ぼれめ」
[補注]仏典出自の「強盛」に基づく語ともいわれるが、室町期以降見られる「情強(じゃうごは)」に対する漢語的表現とも考えられる。

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