強弁(読み)きょうべん

精選版 日本国語大辞典 「強弁」の意味・読み・例文・類語

きょう‐べん キャウ‥【強弁】

〘名〙
① (━する) むりに理屈をつけて言い張ること。強く言いわけをすること。
随筆山中人饒舌(1813)下「他人視以為麻為蘆、僕亦不強弁為一レ竹」
② 口がうまく議論がじょうずなこと。〔旧唐書‐陸元方伝〕

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デジタル大辞泉 「強弁」の意味・読み・例文・類語

きょう‐べん〔キヤウ‐〕【強弁/強×辯】

[名](スル)無理に理屈をつけて、自分意見や言い訳を通そうとすること。「自分を正当化するために―する」
[類語]主張力説叫ぶ強調こじつけ我田引水牽強付会事寄せる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「強弁」の読み・字形・画数・意味

【強弁】きよう(きやう)べん

したたかな議論。〔北史、儒林上、張彫武伝〕(あまね)く五經にじ、~弟子方より業に就く百を以て數へ、儒其の強辯にす。

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