張 忠謀(読み)チョウ・チュウボウ

現代外国人名録2016 「張 忠謀」の解説

張 忠謀
チョウ・チュウボウ

職業・肩書
実業家 台湾積体電路製造(TSMC)会長・創業者

国籍
台湾

生年月日
1931年7月

出生地
中国・浙江省寧波

別名
英語名=チャン,モリス〈Chang,Morris〉

学歴
マサチューセッツ工科大学大学院〔1953年〕修了

学位
電気工学博士(スタンフォード大学)〔1964年〕

受賞
IEEEロバート・N.ノイス賞〔2000年〕,日経アジア賞(日本,経済発展部門,第10回)〔2005年〕

経歴
銀行員だった父の転勤や日中戦争の難を逃れるために南京、広州、香港、上海を転々とする少年時代を送った。その後の国共内戦で中国の大学に通うことを諦め、1949年叔父を頼って渡米。大学卒業後、中堅電機メーカーを経て、’58年テキサス・インスツルメンツ(TI)に入社。’72年半導体部門副社長、’81年上級副社長、’83年退社。’84年大手電機メーカーのゼネラル・インスツルメンツ(GI)社長を務める。その後、ハイテク産業てこ入れのため台湾に戻り、’87年台湾積体電路製造(TSMC)を創設、会長兼CEO(最高経営責任者)に就任。世界初の半導体の受託生産という高収益産業として成功を収める。2005年CEOを退くが、2009年6月期間限定でCEOに復帰。2013年11月CEOを退任。“台湾半導体の父”と呼ばれる。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報