弛張熱(読み)ちちょうねつ

精選版 日本国語大辞典 「弛張熱」の意味・読み・例文・類語

ちちょう‐ねつ チチャウ‥【弛張熱】

〘名〙 体温一日における最高最低の差が一度以上の熱。敗血症などに見られる。

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デジタル大辞泉 「弛張熱」の意味・読み・例文・類語

ちちょう‐ねつ〔チチヤウ‐〕【×弛張熱】

しちょうねつ(弛張熱)

しちょう‐ねつ〔シチヤウ‐〕【×弛張熱】

発熱したとき、1日の体温の高低差が1度以上を示す熱型。敗血症などにみられる。ちちょうねつ。

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百科事典マイペディア 「弛張熱」の意味・わかりやすい解説

弛張熱【しちょうねつ】

1日の体温差が1℃以上の上下を繰り返す熱型。敗血症などの化膿性疾患及び重症の熱帯マラリアの際にみられる。1℃以下の場合は稽留(けいりゅう)熱という。
→関連項目鼠径リンパ肉芽腫

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「弛張熱」の意味・わかりやすい解説

弛張熱
ちちょうねつ
remittent fever

1日の体温の動揺が1℃以上を示す熱型。高熱が持続して,動揺が1℃以下の稽留熱 (けいりゅうねつ) と対応する。弛張熱は腎盂腎炎,敗血症,膠原病などにみられる。

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