弘法山経塚(読み)こうぼうやまきようづか

日本歴史地名大系 「弘法山経塚」の解説

弘法山経塚
こうぼうやまきようづか

弘法山山頂北端、旧釈迦堂敷地にある。昭和七年に調査された時にはすでに盗掘を受けており、陶製大甕の口縁部が露出し、その上には大石二個が載せられ、付近には礫が散在していた。甕の中には写経石が口の近くまでぎっしり詰められていて、中から銅製経筒片・陶製灯明皿片・陶製壺片などが検出された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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