弘和(読み)コウワ

デジタル大辞泉 「弘和」の意味・読み・例文・類語

こうわ【弘和】

南北朝時代南朝長慶天皇後亀山天皇の時の年号。1381年2月10日~1384年4月28日。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弘和」の意味・読み・例文・類語

こうわ【弘和】

北朝時代、南朝の長慶天皇、後亀山天皇の代の年号。天授七年(一三八一)二月一〇日、辛酉革命により改元。北朝の後円融天皇後小松天皇の代の永徳元~四年にあたる。弘和三年一〇月から後亀山天皇の代。弘和四年(一三八四四月元中(げんちゅう)と改元された。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本の元号がわかる事典 「弘和」の解説

こうわ【弘和】

日本の元号(年号)。室町時代(南北朝時代)の1381年から1384年まで、長慶(ちょうけい)天皇、後亀山(ごかめやま)天皇の代の南朝が使用した元号。前元号は天授(てんじゅ)。次元号は元中(げんちゅう)。1381年(天授7)2月10日改元。1381年は天命が改まる年(王朝が交代する革命の年)とされる辛酉(しんゆう)にあたることから改元が行われた(辛酉改元)。弘和年間の北朝の天皇は後円融(ごえんゆう)天皇、後小松(ごこまつ)天皇。北朝は、康暦(こうりゃく)(1379~1381年)、永徳(えいとく)(1381~1384年)、至徳(しとく)(1384~1387年)の元号を使用した。室町幕府将軍足利義満(よしみつ)(3代)。

出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android