20世紀日本人名事典 の解説
式守 伊之助(19代目)
シキモリ イノスケ
- 生年
- 明治19(1886)年12月15日
- 没年
- 昭和41(1966)年12月14日
- 出生地
- 茨城県那珂郡(現・勝田市)
- 本名
- 高橋 金太郎
- 別名
- 前名=木村 金吾,木村 玉治郎,木村 庄三郎
- 経歴
- 7歳の時奉公に出たが、明治33年上京して峰崎部屋に行司として入門。同年木村金吾の名で初土俵、大正2年十両、名は玉治郎。4年幕内格、14年三役格となり、昭和26年19代目伊之助を襲名し立行司。初めは小柄で派手な声をかけ“カナリヤ行司”といわれたが、後“ヒゲの伊之助”として人気を集めた。33年秋場所の栃錦、北の洋の一番で、伊之助は北の洋に軍配を上げたが、物いいがつき、土俵を叩いて異を唱えた硬骨漢。34年定年で引退した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報