弁護士任官制(読み)べんごしにんかんせい

百科事典マイペディア 「弁護士任官制」の意味・わかりやすい解説

弁護士任官制【べんごしにんかんせい】

一定経験を積んだ弁護士を定期的に裁判官検察官に採用する制度従来から弁護士任官は法的には可能であったが,より積極的にこれを推進しようとするもの。日本弁護士連合会最高裁法務省合意に基づき,1992年春から本格的に実施法曹一元的な要素を含む点で重要だが,実際の任官数はなお少数にとどまっている。
→関連項目判検交流

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android