弁天島(徳島県)(読み)べんてんじま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「弁天島(徳島県)」の意味・わかりやすい解説

弁天島(徳島県)
べんてんじま

徳島県中東部、阿南(あなん)市の橘(たちばな)湾に浮かぶ小島。周囲120メートル、標高17メートル。室戸(むろと)阿南海岸国定公園に含まれる。ウバメガシトベラモチノキなどの常緑広葉樹や、岩上にタイトゴメキキョウランハマボッスなど30種類もの植物が自生し、熱帯性植物群落として国の天然記念物に指定されている。とくにアコウは北限地であるが、生息存続が危ぶまれ、環境省の特定植物群落調査の対象になっている。

[高木秀樹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android