弁える(読み)ワキマエル

デジタル大辞泉 「弁える」の意味・読み・例文・類語

わきま・える〔わきまへる〕【弁える/×辨える】

[動ア下一][文]わきま・ふ[ハ下二]
物事の違いを見分ける。弁別する。区別する。「事の善悪を―・える」「公私の別を―・えない」
物事の道理をよく知っている。心得ている。「礼儀を―・える」「場所柄を―・えない振る舞い」
つぐなう。弁償する。
「盗みし物だに―・へなば、助けてとらせ」〈読・春雨・樊噲下〉
[類語]悟る物分かり聞き分けわきまえ分別ふんべつ分かり分かる理解知る把握飲み込み承知認識学ぶ了知存知聞知合点了解自覚納得早分かり早飲み込み早合点話せる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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