建碑慶讃法要[御礼・御祝](読み)けんぴきょうさんほうよう

献辞辞典 の解説

建碑慶讃法要[御礼・御祝]

仏教の浄土真宗(本願寺派・大谷派など)における開眼法要に 当たるもので建碑法要(けんぴほうよう)ともいい、浄土真宗において墓碑(お墓)や記念碑・顕彰碑などを新しく建立したり、傷んだものを修復して戻す際 に、僧侶を招いて法要の読経を頂いて行う建碑式の事で、読経をあげて頂いた寺院や僧侶に対して贈る謝礼の表書きの献辞(上書き)に用いられます。墓碑建立の場合は、建碑慶讃法要と同時に納骨法要も行われるのが一般的です。 祝賀金は「御建碑御祝」、内祝は「建碑内祝」とします。浄土真宗(本願寺派・大谷派など)では、教義の違いにより開眼法要という言い方は用いられません。「建碑慶讃法要」とは、墓碑(お墓)や記念碑・顕彰碑などの単なる石の造作物に建碑の儀式を施すことによって、霊験ある碑としての礼拝対象物にすることを言います。※浄土真宗(本願寺派・大谷派など)以外の宗派では、教義の違いにより建碑法要を用いず「開眼法要」とします。

出典 (株)ササガワ献辞辞典について 情報

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