建安体(読み)ケンアンタイ

デジタル大辞泉 「建安体」の意味・読み・例文・類語

けんあん‐たい【建安体】

中国建安年間に興った詩風曹操曹丕そうひ曹植父子建安七子らが中心五言詩が定着し、格調も高く、後代の範となった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「建安体」の意味・読み・例文・類語

けんあん‐たい【建安体】

〘名〙 中国、後漢の末、献帝の建安年間、魏(ぎ)の都である鄴(ぎょう)を中心に行なわれた曹操、曹丕(そうひ)、曹植の父子、および建安七士らの詩風をいう。多く五言の詩体を用い、慷慨(こうがい)気骨の風を好んだもの。〔王維‐別綦毋潜詩〕

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