庵原(読み)いはら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「庵原」の意味・わかりやすい解説

庵原
いはら

静岡市清水区(しみずく)の中央部の一地区弥生(やよい)遺跡古墳存在。『国造本紀(こくぞうほんぎ)』にみえる古代盧原国(いおはらのくに)の中心地。現在は、ミカン農業の先進地として知られる。国道1号が通じ、地区の南西隅に東名高速道路の清水インターチェンジがある。

[川崎文昭]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「庵原」の意味・わかりやすい解説

庵原
いはら

静岡県中部,静岡市清水北部の庵原山地にある地区。旧村名。 1961年清水市 (現静岡市) に編入。明治以降,報徳社員片平信明の努力チャ (茶) ,ミカンの栽培が促進され,静岡みかんの中心産地となった。現在では三方原台地,伊豆方面へ園地を求めて,ミカン造園が進められている。

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