庵(漢字)

普及版 字通 「庵(漢字)」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 11画

(異体字)
12画

[字音] アン
[字訓] いおり

[字形] 形声
声符は奄(えん)。奄にものを蓋う意があり、庵は草きの草庵をいう。

[訓義]
1. いおり。
2. 僧尼の居るところ。

[古辞書の訓]
名義抄〕庵 ヲサム・クサノイホリ 〔字鏡集〕庵 イホ・イホリ・クサノイホリ・イヘ・ヲホフ・ヲサム

[語系]
は草の茂るさま。唐宋以後、庵の意に用いる。庵・iam、闇m、陰imは声義近く、闇はもと喪中に居る倚廬(いろ)を意味し、庵もその意であろう。庵はのち(あん)と通用し、は雅号として用いる。

[熟語]
庵居庵舎庵堂庵裏庵廬
[下接語]
寒庵・空庵・結庵・松庵・禅庵・草庵・僧庵庵・茅庵廬庵

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android