座標軸(読み)ザヒョウジク

デジタル大辞泉 「座標軸」の意味・読み・例文・類語

ざひょう‐じく〔ザヘウヂク〕【座標軸】

座標を決めるための基準となる数直線。直交座標のx軸・y軸など。
物の強弱濃淡などの程度を示す基準。「ワイン品質、味わいを座標軸で示す」
個人・国家などを中心に置いて、関連する事物現象などの位置関係相互関係などを示す基準。「社内人間関係を示す座標軸
個人的、社会的生活についての拠り所。基準。「経営者としての座標軸を失う」「技術進化で社会の座標軸原点がずれようとしている」
[類語]基準拠り所関係物差し

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「座標軸」の意味・読み・例文・類語

ざひょう‐じく ザヘウヂク【座標軸】

〘名〙
① 座標を定めるために基準として採用された直線平面直交座標系や斜交座標系におけるx軸・y軸、空間の直交座標系や斜交座標系におけるx軸・y軸・z軸など。〔電気訳語集(1893)〕
② (比喩的に) 物事精神在り方などの基準とするものをいう。
※春六題(1921)〈寺田寅彦〉一「大千世界の万象を四元の座標軸の内に整然と排列し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の座標軸の言及

【座標】より

…いま,点Pに実数の組(a,b)を対応させれば,π上の点と二つの実数の組が1対1に対応して,平面π上の座標系が得られる。これを平行座標系といい,Oをその原点,IとJをその単位点,lmを座標軸という。lは横軸またはx軸,my軸または縦軸と呼ばれる。…

※「座標軸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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