店舗(読み)てんぽ

精選版 日本国語大辞典 「店舗」の意味・読み・例文・類語

てん‐ぽ【店舗】

〘名〙 商品をならべて売るための建物。みせ。たな。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一学識は、利の為に、衒売する店舗(〈注〉ミセ)にあらず」

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デジタル大辞泉 「店舗」の意味・読み・例文・類語

てん‐ぽ【店舗/店×鋪】

商品を並べて売るための建物。みせ。「―を広げる」「大型―」
[類語]店屋商店ストアショップ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「店舗」の読み・字形・画数・意味

【店舗】てんぽ

商店。〔旧唐書、食貨志上〕京武官僚より、~・寺・坊市に至るまで、私貯の見(現)錢(げんせん)は、竝(すべ)て五十貫をぐるを得ず。~(も)し一家、別に宅舍店舖等るものは、貯ふるの錢は、竝て須(すべか)らく計用して、此の數にるべし。

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世界大百科事典(旧版)内の店舗の言及

【棚∥店】より

…室町・戦国期にも,狂言《鍋八撥》に新市の〈一の店(たな)に着いた者を末代まで仰せ付けらりょう〉とあるように,店には市座の営業権が付随していた場合が多い。店(みせ)【脇田 晴子】 室町末期から江戸初期になると,家屋の街路に面した〈みせ〉部分そのものを開放して,客を中に入れる店舗形態が主流となり,《洛中洛外図》には店内の畳の上に商品を並べているようすがみられる。こうして,江戸時代に入ると〈たな〉は表通りに店舗を出す商店の意味でも使われるようになった。…

※「店舗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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