(読み)ひろる

精選版 日本国語大辞典 「広」の意味・読み・例文・類語

ひろ・る【広】

〘自ラ四〙 広がる。広くなる。ゆったりとする。
古事記(712)下・歌謡「其が花の 照り坐(いま)し 其が葉の 比呂理(ヒロリ)(いま)すは 大君ろかも」

ひろ【広】

〘形動〙 (形容詞「ひろし」の語幹から) 広いさま。
延喜式(927)祝詞天皇朝廷に、いや高にいや広に、いかしやくはえの如く」

ひろ・し【広】

〘形ク〙 ⇒ひろい(広)

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デジタル大辞泉 「広」の意味・読み・例文・類語

こう【広〔廣〕】[漢字項目]

[音]コウ(クヮウ)(呉)(漢) [訓]ひろい ひろまる ひろめる ひろがる ひろげる
学習漢字]2年
コウ
面積・範囲が大きい。ひろい。「広域広角広軌広大広範
ひろげる。ひろく。「広言広告広報長広舌
東西の幅。ひろさ。「広袤こうぼう
〈ひろ(びろ)〉「広場末広幅広
[名のり]お・とお・ひろ・ひろし・みつ
難読広東カントン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「広」の意味・わかりやすい解説


ひろ

広島県南西部,呉市中部,広大川 (上流黒瀬川 ) の三角州に発達する地区。旧村名。 1941年呉市に編入。呉が海軍の町として発展するまでは農村であったが,1920年海軍工廠がこの地に拡大され,のちに海軍航空廠となるに及んで発展した。第2次世界大戦後,住宅や文教施設のほかパルプ,機械工業などが進出農地の住宅地化が激しく,市内でも屈指の人口急増地区となった。

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世界大百科事典(旧版)内のの言及

【広川[町]】より

…人口8735(1995)。広川下流に位置し,北西は紀伊水道,湯浅湾に臨む。広川河口南岸の広が中心集落で,江戸時代,紀州藩主徳川頼宣が広御殿を建て,寛文年間(1661‐73)には大波戸(波戸場)もできて港町として発展した。…

※「広」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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