広大(読み)コウダイ

デジタル大辞泉 「広大」の意味・読み・例文・類語

こう‐だい〔クワウ‐〕【広大/×宏大】

[名・形動]広く大きいこと。また、そのさま。「―な家屋敷」⇔狭小
かしら勢力の―なるに驚くにつれて」〈漱石坑夫
[派生]こうだいさ[名]
[類語]無辺無辺際果てし無い広い広やか広壮広漠広広広闊こうかつ開豁かいかつ空漠茫漠茫茫渺茫びょうぼう茫洋洋洋だだっ広い幅広はばびろワイド広角漠漠渺渺びょうびょう豁然かつぜん広域空闊くうかつ蒼茫浩浩広大無辺一望千里手広い

ひろ‐だい【広大】

広島大学」の略称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「広大」の読み・字形・画数・意味

【広大】こう(くわう)だい

ひろく大きい。〔大戴礼、曾子疾病〕君子、其の聞くべば、則ち高なり。其の聞くを行はば、則ち廣大なり。高廣大は他に在らず、之れに志を加ふるに在るのみ。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の広大の言及

【申在孝】より

…郷吏身分でありながら官薬房を経営していた父の跡を継いで治産につとめた。財があったため積極的にパンソリ広大(クワンデ)(芸人)を後援するとともに,従来,広大の意の赴くままに歌われていたパンソリ辞説(歌詞)を改訂推敲し,〈春香歌〉〈沈清歌〉〈パク打令〉〈兎鼈(とべつ)歌〉〈赤壁歌〉〈ピョンガンセ歌〉にまとめ上げて辞説文学を打ちたてた。また創作にも筆を染め〈カルチギ打令〉〈烏蟾歌〉〈桃李花歌〉〈広大歌〉等を残している。…

【朝鮮演劇】より

…祭舞,呑刀,吐火などの奇伎や,西域胡人戯,竹馬,処容舞,傀儡戯,百獣舞などの演目である。このような儺戯とともに職業的な才人(ジエイン),広大(クワンデ)らによる雑戯が12世紀の記録にみえている。また功臣を追慕,記念するための演劇や,権勢家の家臣の横暴をあばく風刺劇なども行われたことがうかがえる。…

【パンソリ】より

…そうした意味での洗練整理をした人物としては,両班(ヤンバン)階級の権三得,中人階級の申在孝が知られている。 演者は広大(クワンデ)と呼ばれる流浪賤民の職業的芸能人であった。広大には仮面劇や人形劇,曲芸に進むグループもあったが,パンソリ広大は上記の洗練化とともに〈歌客〉として一段高く見られるようになった。…

※「広大」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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