デジタル大辞泉 「幽」の意味・読み・例文・類語 ゆう【幽】[漢字項目] [常用漢字] [音]ユウ(イウ)(漢) [訓]かすか1 暗くて見えない。かすか。「幽暗・幽明」2 奥深い。「幽遠・幽艶ゆうえん・幽玄・幽邃ゆうすい」3 世間から離れてひっそりしている。「幽居・幽境・幽棲ゆうせい/清幽」4 人を閉じ込める。「幽囚・幽閉」5 死者の世界。「幽界・幽霊」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「幽」の意味・読み・例文・類語 かすけ・し【幽】 〘形ク〙 =かそけし(幽)※読本・椿説弓張月(1807‐11)前「こはいとかすけきものなれど、家裹(いへづと)にし給へ」※いさなとり(1891)〈幸田露伴〉八三「沖の白波は暗(やみ)の中に幽(カス)けき光を放ち」 ゆう‐・す イウ‥【幽】 〘他サ変〙 人をある所に閉じこめる。おしこめる。監禁する。幽閉する。※続日本紀‐天平宝字八年(764)一〇月壬申「衛二送配所一、幽二于一院一」 かそ‐け・し【幽】 〘形ク〙 音や色などがかすかであるさま。ほのか。※万葉(8C後)一九・四二九一「わが屋戸のいささ群竹吹く風の音の可蘇気伎(カソケキ)この夕(ゆふべ)かも」 ゆう イウ【幽】 〘名〙 (形動) 奥深くもの静かなこと。遠く深く、はかりしれないこと。また、そのさま。※わらんべ草(1660)四「つやと、にほひと、ゆふと、是、にたる物にて」 〔易経‐繋辞下〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報