精選版 日本国語大辞典 「幽か・微か」の意味・読み・例文・類語
かす‐か【幽か・微か】
〘形動〙
※平家(13C前)灌頂「壁にそむける残(のこん)の燈の影かすかに」
② 人けがなく物さびしいさま。また、ひっそりとしていて人目につかないさま。
※大和(947‐957頃)二「いとこころぼそうかすかにておはします事を」
③ 勢いのないさま。みすぼらしいさま。貧弱なさま。
※宇津保(970‐999頃)嵯峨院「あばれたる所に、かすかなる住ひなどして」
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