年竹(読み)としたけ

精選版 日本国語大辞典 「年竹」の意味・読み・例文・類語

とし‐たけ【年竹】

〘名〙 両手に持ち、印を結んで打つと当人意志にかかわらず、年齢の数だけ鳴るという神通力のある竹。
浮世草子男色大鑑(1687)七「あるじの法師のいはく、爰に幸ひ年竹(トシタケ)とてしれぬ年の正直にしるる物こそあれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報