平衆(読み)ひらしゅう

精選版 日本国語大辞典 「平衆」の意味・読み・例文・類語

ひら‐しゅう【平衆】

〘名〙
① 高い官職につけない家格公家衆
下級の工人たち。
高野山文書‐正平一〇年(1355)一一月晦日・山王社上葺事書勘文「葺・番匠・浄衣・大工各四百宛、引頭三百宛、平衆二百宛、可事」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の平衆の言及

【大衆】より

…法要の出勤者を指す職衆(しきしゆう),衆僧,列僧などもほぼ同様の意味合いである。声明の斉唱者集団は,讃衆,散花(さんげ)衆,梵音(ぼんのん)衆,平(ひら)衆などと称することもある。衆徒大衆(しゅとだいしゅう)【高橋 美都】。…

※「平衆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android