平らか(読み)タイラカ

デジタル大辞泉 「平らか」の意味・読み・例文・類語

たいら‐か〔たひら‐〕【平らか】

[形動][文][ナリ]
高低起伏がないさま。たいらなさま。「平らかな道」
落ち着いていて静かなさま。「波平らか湾内」「天下平らかにする」
心が穏やかなさま。「心中平らかでない」
「苦のなさそうな―な寝息が」〈宮本伸子
物事が滞りなく進むさま。
「いと―に男子生み給へれば」〈落窪・二〉
[類語]安全静か無事安泰平安小康安心確実無難無害大丈夫穏やか平穏温和安寧あんねい安穏あんのん事無しセーフティー無毒

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「平らか」の意味・読み・例文・類語

ひら‐らか【平らか】

〘形動〙 (「らか」は接尾語) 平たいさま。
※大唐西域記巻十二平安中期点(950頃)「其の俗子を生みては、頭を押して匾(ヒララカニ)す」

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