常陸太田[市](読み)ひたちおおた

百科事典マイペディア 「常陸太田[市]」の意味・わかりやすい解説

常陸太田[市]【ひたちおおた】

茨城県中北部にあり,北端は福島県に接する市。1954年市制。中心市街は中世佐竹氏本拠地,近世以降は水戸徳川家の所領となり,物資集散地として発展。東は日立市に接する。水郡線,常磐自動車道が通じる。ブドウナシなどの果樹・野菜栽培が盛ん。水戸藩徳川家の墓所瑞竜山,徳川光圀が隠棲(いんせい)した西山(せいざん)荘がある。日立,水戸両市への通勤者も多い。2004年12月久慈郡金砂郷町,水府村里美村編入。東日本大震災で,市内において被害が発生。371.99km2。5万6250人(2010)。

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