常滑[市](読み)とこなめ

百科事典マイペディア 「常滑[市]」の意味・わかりやすい解説

常滑[市]【とこなめ】

愛知県知多半島西岸の市。1954年市制。名鉄常滑線および空港線が通じる。平安時代中期に起源をもつ常滑焼で有名な窯業都市で,建築陶器,衛生陶器,陶管,鉢類,花器茶器等を生産し,市の製造品出荷額の約4割(2003)を占めている。農村部では知多木綿特産愛知用水が通じ,ミカン,野菜の栽培も盛んである。北部大野は近世江戸,大坂への回船の本拠地であった。伊勢湾岸にヨットハーバー海水浴場がある。沖合には2005年2月に中部国際空港セントレア)が開港,東海地方における空の玄関口となる。55.89km2。5万4858人(2010)。

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