常吠(読み)とこぼえ

精選版 日本国語大辞典 「常吠」の意味・読み・例文・類語

とこ‐ぼえ【常吠】

〘名〙 声を立てて長く泣くこと。長く泣きつづけること。
談義本・地獄楽日記(1755)一「命を御赦(すくひ)下されとどこぼえしをるは目前(もくぜん)

とこ‐ぼ・える【常吠】

〘自ヤ下一〙 とこぼ・ゆ 〘自ヤ下二〙 声を立てて長く泣く。いつまでも泣きつづけるのをののしっていう。
※雑俳・三国志(1709)「とこぼえる・子を歩行する橋の上」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android