精選版 日本国語大辞典 「帯・佩」の意味・読み・例文・類語
お・びる【帯・佩】
〘他バ上一〙 お・ぶ 〘他バ上二〙 (古くは四段活用。→帯ぶ)
① 身につける。着用する。携帯する。〔書陵部本名義抄(1081頃)〕
② 雨露などを身に受けて持つ。
※枕(10C終)三七「梨花一枝、春、雨をおびたり」
③ 任務などを身に負う。引き受ける。
※やみ夜(1895)〈樋口一葉〉一二「大会に幹事の任を帯(オ)びて」
④ 細長くまわりにまきつける。めぐらす。
※詩学大成抄(1558‐70頃)二「狼の性がけなげでつをいほどに、糞も狼の気ををびてつをいぞ」
※和英語林集成(初版)(1867)「ヤマガ クモヲ obiru(オビル)」
⑤ ある色、味、様子、性質などをその中に含む。
お・ぶ【帯・佩】
[1] 〘他バ四〙
① 身につける。着用する。
② 任務などを身に負う。引き受ける。
③ 細長くまわりに巻きつける。めぐらす。
④ ある色、味、様子などを少し含む。
[2] 〘他バ上二〙 ⇒おびる(帯)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報