師蛮(読み)しばん

精選版 日本国語大辞典 「師蛮」の意味・読み・例文・類語

しばん【師蛮】

江戸時代臨済宗の僧。字(あざな)は卍元(まんげん)。号は独師小田原の人。僧伝編纂のため諸国を巡って資料収集につとめ、「延宝伝燈録」四一巻、「本朝高僧伝」七五巻を選述した。寛永三~宝永七年(一六二六‐一七一〇

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デジタル大辞泉 「師蛮」の意味・読み・例文・類語

しばん【師蛮】

卍元師蛮まんげんしばん

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「師蛮」の解説

師蛮 しばん

卍元師蛮(まんげん-しばん)

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世界大百科事典(旧版)内の師蛮の言及

【卍元師蛮】より

…1679年(延宝7)美濃加納の盛徳寺を再興し,常陸の清音寺や京都の盛徳寺に住持するなどして,世寿85をもって寂するが,その間に二つの僧伝を著し,妙心寺の学僧として知られている。僧伝編纂を志した師蛮は,30余年に及ぶ長期にわたって資料を集め,まず1678年に日本の臨済宗と曹洞宗の禅僧および居士など1000余人の僧伝を収める《延宝伝灯録》41巻を著し,ついで,1702年(元禄15)には各宗の名僧1662人の伝記を収録する《本朝高僧伝》75巻を著した。《延宝伝灯録》は06年(宝永3),《本朝高僧伝》は07年にそれぞれ刊行された。…

※「師蛮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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