師友(読み)しゆう

精選版 日本国語大辞典 「師友」の意味・読み・例文・類語

し‐ゆう ‥イウ【師友】

〘名〙
① 師として敬うほどの友人。また、師であり、友人でもあること。
田氏家集(892頃)中・敬和吏部菅侍郎澆章宴後書懐見寄詩「不愁経露霑師友、猶恐澆風扇子孫
百物語(1911)〈森鴎外〉「よもや西洋で僕の師友(シユウ)にしてゐた学者のやうな」 〔後漢書‐李膺伝〕
② 師と友人。先生と友だち。
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉巻外「師友の感化、母の感化」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「師友」の意味・読み・例文・類語

し‐ゆう〔‐イウ〕【師友】

先生と友人。「よき師友に恵まれる」
先生として尊敬するほどの友人。
「西洋で僕の―にしていた学者」〈鴎外・百物語〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「師友」の読み・字形・画数・意味

【師友】しゆう(いう)

先生と友人。〔後漢書、李膺伝〕膺、性亢(かんかう)にして、接する無し。唯だ同郡の淑・陳寔(ちんしょく)を以て師友と爲す。

字通「師」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android