帆筵(読み)ほむしろ

精選版 日本国語大辞典 「帆筵」の意味・読み・例文・類語

ほ‐むしろ【帆筵】

〘名〙 船の帆として使われるむしろ。古代から中世末期まで主用されたが、近世での木綿帆普及により一部廻船漁船などに使用されるにすぎなくなった。寸法は幅約三尺(約九〇センチメートル)、長さ約六尺(約一八二センチメートル)で、これを縦横につないで帆とする。帆茣蓙。むしろほ。〔文明本節用集(室町中)〕

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デジタル大辞泉 「帆筵」の意味・読み・例文・類語

ほ‐むしろ【帆×筵】

船の帆として用いたむしろ。

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