布石・敷石(読み)ふせき

精選版 日本国語大辞典 「布石・敷石」の意味・読み・例文・類語

ふ‐せき【布石・敷石】

〘名〙
囲碁序盤戦戦いが起こるまでの石の配置。配石。石立。石くばり。起手。〔大増補改訂や、此は便利だ(1936)〕
② (━する) 将来のために、前もって手くばりをしておくこと。将来に備えての用意
※生の創造(1914)〈大杉栄〉五「彼等運動は明かに『経済的聯合制度』(le fédéralisme économique)に向って、其の道に敷石しつつあるのだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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