布直垂(読み)ぬのひたたれ

精選版 日本国語大辞典 「布直垂」の意味・読み・例文・類語

ぬの‐ひたたれ【布直垂】

〘名〙 布で作った直垂近世、直垂は絹地を普通とするようになり、麻地などの布製は地下(じげ)諸大夫の料となった。
※長享元年九月十二日常徳院殿様江州御動座当時布陣衆着到(1493)「雑色の男共十人計、なしうちゑぼしに黒き布直垂に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「布直垂」の意味・読み・例文・類語

ぬの‐ひたたれ【布直垂】

布で作った直垂。近世、麻地などの布製は地下じげの諸大夫の料となり、武家では大紋だいもんと称した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android