布瀬村新田(読み)ふぜむらしんでん

日本歴史地名大系 「布瀬村新田」の解説

布瀬村新田
ふぜむらしんでん

[現在地名]沼南町布瀬

布瀬村地先の手賀てが沼を開発して成立した同村の持添新田で、印旛いんば郡に属し、成立以後幕府領で幕末に至る(旧高旧領取調帳)。他の手賀沼べりの新田と同じく反高場で、水内地所が多く実質的開墾は明治期以降となった。無民家で、天保郷帳では高一二石余。布瀬村持の新田は当新田のほかに小溝こみぞ新田(相馬郡)高二五石・反別二町四反歩余、反高場八町歩余、作兵衛さくべ新田(相馬郡)反高場一三町歩余があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android