市政(読み)しせい

精選版 日本国語大辞典 「市政」の意味・読み・例文・類語

し‐せい【市政】

〘名〙
① 平安時代以降、毎年五月・一二月に日を選び、検非違使庁職員列席の前に罪人を引き出し、首枷(くびかせ)をはめて獄に送り、徒刑に服させること。初め、五月は京の東市(ひがしのいち)、一二月は西市(にしのいち)の楼の下で行なった。→着政(ちゃくだのまつりごと)
御堂関白記‐長和五年(1016)五月一八日「只今非納。就中市政事在近、極不便事也者」
② 地方自治体としての市の政治。市の自治行政。〔布令字弁(1868‐72)〕

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デジタル大辞泉 「市政」の意味・読み・例文・類語

し‐せい【市政】

地方公共団体としての市の政治。

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