市川義雄(読み)いちかわ よしお

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市川義雄」の解説

市川義雄 いちかわ-よしお

1894-1971 大正-昭和時代の社会運動家。
明治27年4月6日生まれ。市川正一の弟。陸軍砲兵中尉から,大正10年「東京毎日新聞」の記者に転じ,兄たちの「無産階級」誌にくわわる。11年創立直後の共産党にはいる。12年治安維持法違反で検挙される。13年雑誌「マルクス主義」を創刊。昭和3年三・一五事件で検挙された。戦後,党の中央委員会出版部長。昭和46年11月4日死去。77歳。山口県出身。陸軍士官学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android