市川三升(読み)いちかわさんしょう

世界大百科事典(旧版)内の市川三升の言及

【吉田草紙庵】より

…草紙庵の名は裏千家藤谷宗仁から与えられた雅号である。小唄の作曲は,当時の粋人の趣味であったが,友人の歌舞伎俳優市川三升(10世市川団十郎,小唄の作詩もした)の勧めでその仲間に入り,300曲近い小唄を作曲した。長唄と清元の下地があるため,作風は器楽部分に下座(げざ)音楽をとり入れ,唄は豊後節系の節回しが特徴であり,しかも,歌舞伎舞踊の舞台への出(で)を想定した〈前弾き〉(普通の小唄にはない)と,舞台からの入(いり)を想定した〈送り〉の付いている作品が多い。…

※「市川三升」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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