巴鼻・把鼻(読み)はび

精選版 日本国語大辞典 「巴鼻・把鼻」の意味・読み・例文・類語

は‐び【巴鼻・把鼻】

〘名〙 (牛の鼻に縄を通して牛をとらえる意)
① 物のとらえどころ。ねらい。要点
正法眼蔵(1231‐53)春秋「参請の巴鼻なきがごとくなるは、高祖辺域にいたらず」 〔碧巖録‐参学普照序〕
物事由来。いわれ。おこり。〔文明本節用集(室町中)〕
器物の手でもつ所。つまみ。とって。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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