差添・射添(読み)さしそう

精選版 日本国語大辞典 「差添・射添」の意味・読み・例文・類語

さし‐そ・う ‥そふ【差添・射添】

[1] 〘自ハ四〙
① (「さし」は接頭語) 増し加わる。つき従う。添う。
※夜の寝覚(1045‐68頃)四「心苦しくあはれにこまかなる御思ひさしそひて」
② 光が射し加わる。さらに光が映える。
紫式部日記(1010頃か)寛弘五年秋「めづらしき光さしそふさか月はもちながらこそ千代をめぐらめ」
[2] 〘他ハ下二〙 ⇒さしそえる(差添)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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