左党(読み)サトウ

デジタル大辞泉 「左党」の意味・読み・例文・類語

さ‐とう〔‐タウ〕【左党】

《フランス議会で、議長席から見て左側座席を占めたところから》左翼政党。⇔右党
酒好きな人。酒飲み。⇔右党
[類語](2辛党左利き上戸両刀遣い盗人上戸雨風

ひだり‐とう〔‐タウ〕【左党】

さとう(左党)」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「左党」の意味・読み・例文・類語

さ‐とう ‥タウ【左党】

〘名〙
① (フランス議会で、議長席の左側に座席を占めていたところから) 政府に対する反対党野党。また、社会主義的、共産主義的な政党。左翼。左派。⇔右党(うとう)
※新しき世界の為めの新しき芸術(1917)〈大杉栄〉七「有らゆる迷信や、右党若しくは左党の狂言に惑はされない民衆を」
② 酒を好む人。酒飲み。ひだりきき。⇔右党(うとう)
※新版大東京案内(1929)〈今和次郎〉盛り場神谷バーは自家醸造の洋酒一点張りで左党(サタウ)を吸引し」

ひだり‐とう ‥タウ【左党】

〘名〙 左利き②の仲間。酒好きな人、酒飲みの仲間。さとう

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