川萵苣（読み）かわぢさ

精選版 日本国語大辞典

かわ‐ぢさ かは‥【川萵苣】

〘名〙

① ＝かわぢしゃ（川萵苣）

※訓蒙図彙（1666）一七「苣(きょ)〈略〉水萵苣(すいわきょ) 俗云 かはぢさ」

② ＝かわちさのき（売子木）

※享和本新撰字鏡（898‐901頃）「売子木 河知左」

かわ‐ぢしゃ かは‥【川萵苣】

〘名〙 ゴマノハグサ科の二年草。各地の低地の水辺、水田などに生える。茎は直立し高さ二〇～六〇センチメートル。葉は対生。細長い卵形で、基部は茎を抱き、縁には鋸歯(きょし)がある。六～八月ごろ、葉腋から花柄をのばし、淡紅色の条のある白い花を房状につける。若葉を食用にする。ぎばそう。さんらいそう。さんれいそう。かわぢさ。《季・春》 〔日葡辞書（1603‐04）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

かわ‐ぢしゃ〔かは‐〕【川萵^＝苣】

オオバコ科の越年草。湿地に生え、高さ20～60センチ。葉はチシャに似る。5、6月ごろ、白い小花を総状につける。

出典　小学館

動植物名よみかた辞典　普及版

川萵苣 (カワジシャ・カワジサ)

学名：Veronica undulata
植物。ゴマノハグサ科の越年草,薬用植物

川萵苣 (カワジサ)

植物。キク科の一年草,薬用植物。タウコギの別称

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」