川田(読み)カワダ

デジタル大辞泉 「川田」の意味・読み・例文・類語

かわだ〔かはだ〕【川田】

姓氏の一。
[補説]「川田」姓の人物
川田甕江かわだおうこう
川田小一郎かわだこいちろう
川田順かわだじゅん

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「川田」の意味・わかりやすい解説

川田
かわた

徳島県中北部、吉野川市山川町の一地区。旧川田町。高越山麓(こうつさんろく)の川田川段丘上にあり、国道192号が通じ、JR徳島線川田駅がある。川田和紙で知られる。高越山麓はコウゾミツマタ栽培が多く、文庫紙民芸紙を生産する。阿波和紙伝統産業会館では、和紙づくりの実習体験ができる。八幡神社(はちまんじんじゃ)は「神代御宝(かみよおたから)踊り」を伝承し、県の無形民俗文化財に指定されている。

[編集部]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「川田」の意味・わかりやすい解説

川田
かわた

徳島県北部,吉野川下流南岸にある吉野川市の地区。旧町名。 1955年山瀬 (やませ) 町と三山 (みやま) 村が合体して山川町となり,2004年鴨島町,川島町,美郷村と合併して吉野川市となる。南北朝時代に細川氏がここに下館を設け,神社仏閣を創建してから,集落が形成された。江戸中期には,高越 (こうつ) 権現祭礼に高越市と呼ばれる市が立っている。藩政期からの伝統をもつ川田の和紙は,四国山地ミツマタコウゾ原料としたもので,現在も京都などへ出荷されている。川田公民館には川田手漉和紙製造用具一式を収蔵

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世界大百科事典(旧版)内の川田の言及

【山川[町]】より

…人口1万1981(1995)。1955年川田・山瀬両町と三山村の一部が合体して町制をしいた際に,高越(こうつ)山(1122m)の〈山〉と吉野川の〈川〉をとって町名とした。吉野川の支流川田川の段丘と吉野川の沖積地に集落が発達し,北部の平地部を東西に国道192号線と徳島線が並走する。…

※「川田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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