川手(読み)カワテ

デジタル大辞泉 「川手」の意味・読み・例文・類語

かわ‐て〔かは‐〕【川手】

中世、川を往来する船に課した通行税。→山手やまて2
川に近い辺り。川の方面
官軍すでに間近くなれば、山手―の前後の備へ、十重二十重にとりまいて」〈浄・用明天王

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

旺文社日本史事典 三訂版 「川手」の解説

川手
かわて

①中世,河川に設けられた関銭一つ
江戸時代小物成の一つ
関銭・津料などと同類
河川からの漁獲物に対する課税

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android