川崎重工業[株](読み)かわさきじゅうこうぎょう

百科事典マイペディア 「川崎重工業[株]」の意味・わかりやすい解説

川崎重工業[株]【かわさきじゅうこうぎょう】

民間造船業草創期以来の代表的造船会社で,1878年川崎正蔵が興した東京築地の造船所に始まり,1886年官営兵庫造船所の貸与(のち払下げ)を得て発展。1896年株式会社として発足。初代社長に松方幸次郎就任川崎汽船川崎製鉄などを分離した川崎グループの母体企業である。1969年川崎車両,川崎航空機を合併し総合重機械メーカーとなる。鉄道車両に強く,LNG船先行,航空機も育成。産業用ロボットの大手。本社神戸,工場神戸,坂出ほか。2011年資本金1044億円,2011年3月期売上高1兆2269億円。売上構成(%)は,船舶10,車両11,航空宇宙16,ガスタービン17,プラント7,二輪車19,精機11,その他9。海外売上比率55%。
→関連項目アイシン精機[株]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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