川原毛(読み)カワラゲ

デジタル大辞泉 「川原毛」の意味・読み・例文・類語

かわら‐げ〔かはら‐〕【川原毛/瓦毛】

馬の毛色の名。灰白色・黄白色で、たてがみ下肢ひづめが黒いもの。

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日本歴史地名大系 「川原毛」の解説

川原毛
かわらげ

[現在地名]湯沢市高松 川原毛

高松たかまつ川上流の三途川さんずかわより南東に約四キロの湯尻沢ゆじりさわの奥にある鉱山・温泉。

川原毛は文化一二年(一八一五)の「秋田風土記」に次のように記される。

<資料は省略されています>

やけ(現川原毛鉱山)を挟んで東に泥湯どろゆ、西に川原毛湯があり、「当用式」に「入湯御暇相済候ケ所(中略)泥ノ湯・高松・川原高松」と記され、藩政時代は武士の公休湯治場として認められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「川原毛」の意味・わかりやすい解説

川原毛
かわらげ

秋田県南部,湯沢市南東部にある全山不毛の硫黄山。川原毛地獄山と呼ばれ,南部の恐山越中立山とともに三大霊地の1つ。現在でも火山活動余勢を残し,硫黄亜硫酸ガスなどの噴出が盛んで,渓谷には熱湯が流れ,山麓にある湯滝滝壺は天然風呂となっている。生物は生息せず昔から奇山として恐れられていた。大同2 (807) 年月窓和尚によって開山されたといわれる。

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