精選版 日本国語大辞典 「川俣温泉」の意味・読み・例文・類語
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栃木県日光市(にっこうし)の北西部鬼怒川(きぬがわ)上流にある温泉。標高1000メートルの地に湧(わ)く山の湯。第二次世界大戦前には地域共有の共同浴場が1か所あるだけの湯治場であったが、1953年(昭和28)に自動車の通行可能な道路が開通して以後、バス便も開設され、遠来の客の増大に伴って旅館も急増した。国民宿舎渓山荘をはじめ、民宿もある。泉質は塩化物泉。利用される源泉は16で、湧出(ゆうしゅつ)量は1分間479リットル。川俣湖、間欠泉、平家塚をはじめ、奥鬼怒探勝の拠点となっている。東武鉄道鬼怒川温泉駅、野岩(やがん)鉄道川治(かわじ)温泉駅などからバスが通じる。
[櫻井明久]
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